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午前1
A. 中級レベル
データから見る、リブレ・Dexcom・ケアリンクの活用
~使い手の生活に寄り添い、血糖管理マスターに”なってもらう”ためのカギ探し~
臨床でカーボカウントをどのように運用していくのか、リアルタイムで皆様とやりとりをしながら学んでいきます。カーボカウント、糖質比、効果値などの語句、概念の説明は省略しますので、ご了承ください。
<目標>
・実際の食事からカーボカウントをするコツをつかもう
・カーボカウントを踏まえたうえで、インスリン投与方法の設定変更について
・日常におけるカーボカウントスキルのレベルアップをしたい
※皆様からリアルタイムでコメントをいただくシステムを使用予定です。スマートフォンのご準備をお願い致します。
大阪公立大学大学院医学研究科発達小児医学
柚山賀彦
午前1
B. 初級レベル
はじめての3C(カーボカウント、CSII、CGM)
~広く学んで大きな一歩を踏み出そう~
カーボカウント・CSII(持続皮下インスリン注入)療法・CGM(持続グルコースモニタリング)についての基本的知識について概説します。
・カーボカウント:食事に含まれる糖質量を計算して糖尿病の管理に利用することです。カーボ比、糖質比、効果値などの重要な単語を整理し、食事毎に必要なインスリン量の計算方法を学びます。
・CSII:インスリンポンプのしくみ、導入方法、注意点と幅広く学びます。
・CGM:センサの種類、しくみを学びます。インスリンポンプとセンサを連動させるしくみについても触れます。
以上の内容は、これから学び始める方、今ある知識をしっかりと固めたい方が対象となっています。ハンズオンの導入として、このセッションとハンズオンを組み合わせて受講していただくのもおすすめです。
大阪公立大学大学院医学研究科発達小児医学
大梅成崇
午前1
C. 中級レベル
CGM、ポンプを使った内科的糖尿病治療
~中高年・高齢者(1型/2型)の管理方法を中心に~
糖尿病診療では、年齢、生活環境、ADL(日常生活動作)など個々の患者背景を考慮することが重要です。たとえば、仕事が忙しく生活が不規則な中高年のサラリーマンや、認知症が進行してきた高齢者など、1型・2型を問わず、どのような治療が適切で、ご本人にとって継続可能なのか、悩むケースは多いと思います。また成人では合併症が進行して視力低下や腎不全を合併する方も増えてきます。
CGMやポンプの有用性を存分に生かし、ご本人がなるべく安全かつ簡便な血糖管理を行えるよう支援するにはどうしたらよいのか。本セッションでは、成人ならではの具体的な症例を通して「個別化治療の工夫」や「チーム医療のコツ」について、参加者のみなさんと実践的なディスカッションを行いたいと考えています。
また順天堂で行ってきたポンプなどのデバイスに関する臨床研究もご紹介し、日々の診療の一助としていただければ幸いです。
順天堂大学大学院医学研究科 代謝内分泌内科学
佐藤淳子
午前1
D. ハンズオン SAP ミニメド780G
触って、刺して、連動させて
~SAPのイメージをつかもう~
ミニメド780Gインスリンポンプの実機に触れて、ポンプに慣れ親しむことが目標です。
ポンプのボタン操作を行ったり、ポンプの回路(クイックセット)やCGMセンサ(ガーディアン4センサ)を、ご自身の腕かスポンジのどちらか希望の場所に穿刺したりしていただきます。インスリンポンプやトランスミッタは、すべての講義が終了するまで貸し出しますので、腕に穿刺された方はご自身のCGMグラフを見ることもできます。
初めてインスリンポンプを触る方からが対象ですので、応用的なことは多くは語れませんが、導入時のコツにも少し触れたいと思います。
(医)宝生会 PL病院 小児科
堀田優子
午前2
E. 上級レベル
“Beyond Carbo Count(カーボカウントを超えて)”
カーボカウントのより深い理解と臨床で使いこなすためのヒント
~明日からの診療に活かせる知識とスキルを習得しよう~
カーボカウントをもっと深く掘り下げて臨床で自在に使いこなすための方法を学びます。血糖値に影響を与える糖質以外の栄養素や要因に焦点を当て、その評価と対応、そして患者指導における実践的な演習を通して、明日からの診療に活かせる知識とスキルを考えます。
<修得ポイント>
・食事の糖質量を素早く、かつ正確に見積もる秘訣
・多様な患者背景に合わせた、柔軟なカーボカウント指導法
・血糖値を左右するタンパク質と脂質の最新エビデンスと臨床知見
・これらの栄養素の影響を考慮したカーボカウントとインスリン調整の実際
・実際の症例に基づいた、個別化されたカーボカウントとインスリン療法の調整方法のディスカッション
<こんな方にオススメ>
カーボカウントの基礎知識をお持ちで、さらに理解を深め、複雑な臨床状況に対応できるスキルを習得したい医療従事者の方。活発な意見交換を通して、日々の診療をレベルアップしましょう!
(医)はぐくみ会 あべのメディカルクリニック
川村智行
午前2
F. 初~中級レベル
“カーボカウント実践編” 今日からやろう、怒涛のカーボカウント見積もりトレーニング
~先生、この料理、何カーボですか?~
インスリンポンプやセンサーについての基礎知識はあるが、実臨床でどのように運用するか、どうすれば目の前の1型糖尿病患者さんがより上手く使ってくれるのかについて皆様とリアルタイムで考えていきたいと思います。インスリンポンプやCGMの導入方法については各ハンズオンをご受講ください。
<内容>
・各種CGMデータのどこを解読するかの思考過程を追う
・CGMを基にインスリン量をどう調整していくのか
・各種デバイスを、当事者に使いこなしてもらうために医療者が求められるスタンスを考える
※皆様からリアルタイムでコメントをいただくシステムを使用予定です。スマートフォンのご準備をお願い致します。
大阪公立大学大学院医学研究科発達小児医学
柚山賀彦
午前2
G. 初~中級レベル
管理栄養士によるカーボカウントを用いた栄養指導
~栄養指導資料を用いた栄養指導の仕方と、患者に合わせたカーボカウントを知ろう~
管理栄養士が実際に患者さんに対して行うカーボカウントの指導内容(基本的なカーボ量の読み取り方法やコツ)を、当院で使用している指導資料を用いてご説明いたします。また、カーボカウントの概念を活用して、食事のカーボ量読み取りの習得が難しい患者さんや食事療法が継続できない患者さんへの栄養指導、インスリンや経口血糖降下薬の特徴に合わせた栄養指導についてもご紹介します。
この講義ではCGMの読み取りからインスリン量を調整する方法については述べませんが、管理栄養士として知っておくべき血糖推移に影響を与える要因について述べます。
大阪公立大学医学部附属病院 栄養部
藤本浩毅(管理栄養士)
午後
H. 上級レベル
“Most Advanced Insulin Therapy(最先端のインスリン療法)” 最新CGM、インスリンポンプ、AID
~機能を最大限に引き出し患者さんの血糖管理をさらに向上させるための運用方法~
最新CGM(持続血糖測定器)、インスリンポンプ、そしてAID(Automated Insulin Delivery)の機能を最大限に活用する運用方法を学びます。実臨床でのTips、欧米の最新情報や将来のインスリン療法の展望に加え、動機づけ面接をもちいたコミュニケーションの応用も紹介し、演習も予定しております。
<修得ポイント>
・インスリンポンプ療法、CGMの運用、そしてAIDの最新情報と実践的な管理法
・ポンプ、CGM、AHCL(Advanced Hybrid Closed-Loop)の導入から日常管理、そしてトラブルシューティングまで、具体的な運用方法
・様々なイレギュラーな状況や問題への対応策を共有し、臨床での問題解決能力を向上
・多様な患者背景への支援方法についての意見交換を通じた、個別性の高い指導スキルの習得
・1型糖尿病治療の将来展望についての議論
<こんな方にオススメ>
インスリンポンプとCGMの使用経験があり、AIDシステムの導入と最適化、そして患者さんの治療意欲を高めるための知識とスキルを習得したい医療従事者の方。未来のインスリン療法をリードしましょう!
(医)はぐくみ会 あべのメディカルクリニック
川村智行
午後
I. 中級レベル
CGM、ポンプを使った内科的糖尿病治療
~ライフイベント(妊娠・出産など)や合併症に合わせた臨床的工夫~
糖尿病診療では、年齢やライフステージ、生活環境など個々の患者背景を考慮した個別化医療がますます重要となっています。特に妊娠・出産を検討している女性や、ライフイベントの変化が大きい青年期・若年成人では、将来を見据えた血糖管理や合併症予防、ライフプランとの調和が課題となることも少なくありません。
たとえば、妊娠を希望する1型糖尿病女性では妊娠前からの厳格な血糖コントロールが求められ、周囲の支援や医療連携が不可欠です。近年、CGMやインスリンポンプなどのテクノロジーを活用することで、より安全かつ柔軟な血糖管理が可能となってきています。
本セッションでは、これらの世代における糖尿病管理の実際について、具体的な症例を通して学んでいきます。
順天堂大学大学院医学研究科 代謝内分泌内科学
池田富貴
午後
J. ハンズオン パッチポンプ メディセーフウィズ
What is a patch pump made in Japan ?
~パッチポンプの特徴を知り、実際に操作・装着して体感してみよう!~
本講義では、日本初のパッチポンプ(チューブフリーポンプ)であるメディセーフウィズに関心がある人や、操作・導入に携わる人が対象です。
実機を用いて操作方法や導入について学びます。ポンプの基本的な使用方法を中心に説明し、その後実際にポンプ装着するところまで説明予定です。希望される方は、自身の皮膚へ穿刺することもできます(スポンジでの模擬挿入でも構いません)。
インスリン装填やカニューレ穿刺、リモコンの操作方法など基本的な要素を中心に説明予定であり、実際の運用方法については基本的に触れません。
パッチポンプ等ハンズオンに使用した機器は、セミナー当日にご返却頂きます。
大阪公立大学大学院医学研究科発達小児医学
西川直子
午前2
K1. ハンズオン CGM FreeStyleリブレ 2/Dexcom G7
血糖値を「線」で診る
~リブレ2、G7デバイスを実際に装着体験し、CGMグラフからインスリン調整を行うコツについて解説します~
毎年のようにアップデートされているCGMデバイスですが、このセッションではFreeStyleリブレ 2とDexcom G7について各機能を説明し、知識の整理を行います。また参加者には、FreeStyleリブレ 2、Dexcom G7のどちらかのセンサを実際に装着し、セットアップの体験を行ってもらいます。体験していただくことで今後の患者さんへの指導に役立ててもらいます。申し込みの際に、どちらのセンサ装着をご希望かを選択していただきます。
後半のセッションでは、各種CGMのグラフからインスリン量の調整方法について、基礎インスリン、追加インスリンのどちらを変更すべきなのか?その血糖スパイクを改善するためにどうしたらよいか?など短時間でCGMグラフを読み解くポイントについて解説します。
(医)はぐくみ会 はぐはぐキッズクリニック
東出崇
(医)はぐくみ会 Dメディカルクリニック大阪
広瀬正和
午後
K2. ハンズオン CGM FreeStyleリブレ 2/Dexcom G7
血糖値を「線」で診る
~リブレ2、G7デバイスを実際に装着体験し、CGMグラフからインスリン調整を行うコツについて解説します~
K1と同じ(上記参照) ※ K1とK2の内容は同じです。両方を受講することはできません。
(医)はぐくみ会 はぐはぐキッズクリニック
東出崇
(医)はぐくみ会 Dメディカルクリニック大阪
広瀬正和