第11回セミナーは、計158名の方のご参加をいただきました。申し込みの際は、申し込み開始から2時間弱で定員に達し締め切りとなりました。講義は、カーボカウント、CSII、栄養指導、ハンズオンそれぞれにつき初級と上級のクラスを設け、同時に3つの講義室で並行して行いました。例年と同様、各自、申し込み時に自由に選択して頂いた講義を受講する形としました。上級のクラスでは講義の終わりに、小グループに分かれたグループディスカッションを行い、知識を深めていただきました。ハンズオンの講義では、最新機種であるミニメド640Gインスリンポンプを使用し、希望される方には、クイックセットおよびエンライトセンサを穿刺し、センサ接続をした後、ご自分のグルコース値を確認するところまで体験して頂きました。ランチョンセミナーでは、ご自身が1型糖尿病でインスリンポンプを使用されているソーシャルワーカーの方から、疾患や療養等についての思いをお話いただきました。セミナー最後の締めくくりとして、受講者全員の方にCGMの講義を受講していただきました。同じ医療施設や近隣の医療施設の方がグループとなり、数例の症例について、患者背景やCGMデータをもとにディスカッションしていただき、CGMに触れていただく機会としました。その後の総括では、質疑応答に加え、廊下に設置した質問板に寄せられたご質問を読み上げ、講義担当者からお答えする時間を設け、セミナーは終了しました。